ロイホが狙う、"さわやかスイーツ"市場創出 米国発のフローズンヨーグルトをお台場に出店

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オープン日には、ロイヤルHDの菊地社長(右から2人目)らがテープカットに臨んだ

東京・お台場のショッピングモール「ヴィーナスフォート」。国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れるこの商業施設で、ひときわ目立つ看板が目に入った。「pinkberry(ピンクベリー)」という名のこのお店。実は、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングス(HD)がフランチャイズ契約した、米国発祥のフローズンヨーグルトの店舗なのだ。

7月18日に国内1号店がオープンしたピンクベリーは、2005年に米国カリフォルニアで創業した。これまでに米国をはじめ20カ国、260店を展開(2014年4月時点)。日本に続き、ベネズエラやパナマでも出店を計画している。

日本では2014年末までに東京でさらに1店舗、福岡でも1店舗を出店。中期的には3年以内に20店、2020年までに50店の展開をもくろむ。売り上げ目標については、平均で1店当たり年商6000万~7000万円を目標に掲げる。

ロイホが参入する理由

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フルーツなどをトッピングできる点が特徴

ピンクベリーのフローズンヨーグルトは無脂肪牛乳、無脂肪ヨーグルトを使用している。毎日店舗でカットするフルーツに加え、チョコレート、クッキーなどもトッピングが可能で、幅広いカスタマイズをできるのが特徴。価格はレギュラーサイズ(トッピング付き)で640円という設定だ。

ロイヤルHDといえば、ロイヤルホストのほかにも天丼てんや、機内食事業、施設内食堂、ホテルなど幅広く展開をしている。そんな同社がなぜフローズンヨーグルト店の展開に踏み切ったのか。

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