ランニングをやめると後悔する10の理由 「走らない」を選択した人の利益と損失を考える

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幸福な乾杯ができなくなる

ランニング後の1杯を楽しみにしている人も多い。そこにRUNがなくなるとどうなるのか。土曜日の夕方、1日中ゴロゴロした後に飲むビールと、ランニングで汗を流した後に飲むビール。おいしさの度合いが違うはずだ。また、ランナー仲間との乾杯はもっと楽しくて、おいしい。走るのをやめると、幸福な乾杯ができなくなる。本当にもったいない。

ストレスがたまる

走らなくなると、イライラしてくる。汗をかく機会が少なくなるのも理由だが、ランニングなどのリズム運動が「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促しているからだ。セロトニンは精神を安定させる物質で、朝日を浴びることでも増やすことができる(※特に朝ランはストレスに効果的)。また、走ることで脳(主に前頭前野)への血流がよくなり、気持ちもポジティブになる。そのため、ランニングをやめるとストレスがたまりやすくなるのだ。

筋力が低下する

気持ちが下がるだけでなく、走らなくなると、下半身の筋力も低下する。上半身と違って、下半身は意識的に鍛えないと筋力の衰えが早い。しかも、下半身は上半身よりも筋肉が大きいため、筋力が低下すると基礎代謝量も少なくなり、必然的に太りやすくなる。またランニングで主に強化できる遅筋は速筋と違って、加齢による衰えが小さい。足腰が弱ってきたときに、ランニングをやめたことを強く後悔するだろう。

疲れやすくなる

ランニングをやめると、体力(持久力)も落ちてくる。何をするにしても疲れやすくなるため、仕事の“持久力”も低下。同じ時間、仕事をしていても効率が悪くなる。お父さんなら子供と遊んでも、すぐに疲れてしまい、「パパ、つまんない」と言われかねない。また、免疫力も低下するため風邪などを引きやすくなる。

友達が少なくなる

仕事関係と違い、趣味でつながる友達は気兼ねなく過ごすことができる。しかし、走るのをやめると、ランニング仲間とは疎遠になってしまう。社会人になると新たな友達を作る機会は少ない。貴重な友達が減るのは寂しいことだろう。

達成感がなかなか味わえなくなる

レースに出場して、ハーフやフルマラソンを走り切ると「達成感」を味わうことができる。仕事以外で、達成感を味わうチャンスが少ないことを考えると、ランニングをやめてしまうことは、人生にとってマイナスだ。

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