アップルが「紛失防止タグ」「紫のiPhone」を発表 24インチiMac発売、iPad ProとApple TVも進化

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・Apple TV 4K

A12 Bionic搭載となり、チップが2世代アップグレードされ、4K/60fpsのハイフレームレートHDRビデオ再生をサポート。よりスムーズな映像を楽しむことができる。また、iPhoneのインカメラを用いて、ディスプレーの色味を調整する機能を搭載し、どの視聴環境でも正確な色再現を実現。ジョグコントロールをサポートする新しいリモコンが付属。Wi-Fi 6やスマートホーム製品コントロールの規格「Thread」を新たにサポート。

価格は32GBモデル2万1800円、64GBモデル2万3800円。4月30日注文開始で、5月後半出荷予定。

・24インチiMac

アップルの自社設計チップ「M1」を搭載し、新しいデザインを採用したiMacを発表。4K解像度を持つ21.5インチモデルを置き換えるこのモデルは、24インチへと画面サイズ拡大された。

これまでの21.5インチiMac(左)と、新しい24インチiMac(右)。M1搭載で基盤や排熱機構が小型化され、11.5mmの薄さにまでデザインが進化した(写真:アップル基調講演ビデオより)

M1チップでコンパクトな内部設計を実現したため、ディスプレー部分の薄型化を実現。カメラの高解像度化、マイクの改良、スピーカーの刷新で、リモートワーク需要に対応する。

価格は7コアGPUモデルがブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色展開で15万4800円。8コアGPUモデルはさらにイエロー、オレンジ、パープルを加え、256GB SSDモデルで17万7800円~。

処理性能が50%向上した新iPad Pro

・iPad Pro

Mac同様、「M1」搭載となり、処理性能を50%向上させた。インカメラをこれまでの720pから1080pに高解像度化し、超広角レンズを組み合わせ、M1の処理性能を使って、人や被写体に合わせて自動的にズームする仕組みを備えた。

iPad Pro 12.9インチには、ミニLEDバックライトと言われる新しいディスプレー技術が用いられ、高コントラスト比を実現した(写真:アップル基調講演ビデオより)

12.9インチモデルはバックライトに1万個のLEDを搭載する「ミニLEDバックライト」を採用し、コントラスト比100万:1、最高輝度1600ニトを実現する「Liquid Retina XDR」を搭載。HDRコンテンツの表示・再生、編集に対応した。

11インチモデルは9万4800円~、12.9インチモデルは12万9800円~。最大2TBの保存容量を用意しており、12.9インチ・2TB・セルラーモデルは27万9800円。

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