アルフィーを支えた「ポジティブすぎる逆境」

苦しい時を「下積み」ではなく「上積み」と考えろ!

教訓:続ければこそ、見えてくる世界がある

先が見えない日々でも、あきらめるどころか、そこで経験を積み重ね、前向きに才能を磨き続け、逆境を力に変えていく。その根底にあるのは、やはり「音楽が好き」という気持ちだ。得意なこと、好きなことを徹底的に追求し、伸ばし、極めることで、自らを成長させる。そしてバンドのレベルアップにつなげる。これは、ビジネスパーソン個人の成長やスキルアップが、自分が属するチームのビジネスの成長につながるところにも通じるだろう。

彼らが長いトンネルから抜け出すには、10年もかかった。芸能界において10年の下積み(上積み)期間というのは、あまりにも長い。おそらく家族、事務所のスタッフなどが、あきらめるように声をかけるようなこともあったはずだ。しかし、あきらめなかった。

逆境に耐えかねてあきらめてしまえば、その後の栄光はない。あらゆる職場で起きていることだと思うが、「自分に合わない」と考えると、すぐに辞めてしまうビジネスパーソンが増えているように思う。もちろん、それが間違いとは言いがたいが、続ければこそ見えてくる世界があることも事実であり、彼らはそれを身をもって実証してきた。

そんな姿からは、逆境においてもポジティブな考え方を持ち続けること、ひとつの仕事を長く続けることの大切さを学べる。

教訓:流行に乗らず、自分のスタイルを貫く

THE ALFEEEは、時代の流れや流行に決して流されることはなかった。流行に乗った楽曲を作り、さわやかなショートヘアに変えて、最先端のルックスをまとってしまえば、もっと早くヒットが生まれていたかもしれない。しかし、どんな時でも自分たちが決めた独自のスタイルを貫いた。

デビューから40年間を通しても、さまざまな音楽やファッションの流行が彼らの前を目まぐるしく移り変わっていったが、彼らの生み出す楽曲は、流行を追い求めたものではなかった。

サウンドに新しい要素を取り入れ、日々、進化を続けてはきたが、あくまでも自分たちのサウンドを追求したにすぎない。

そういう意味で、流行を追いかける多くの若者たちには、彼らのよさが伝わりづらく、大きなセールスにはつながりにくかった。

だが、流行に合わせてヒットを出していたら、流行の終わりとともに飽きられ、見捨てられてしまう。自分たちの音楽にこだわり抜いたからこそ、時代を超えて今も第一線でいられるのである。

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ビームスの流儀

1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。