衆愚の時代 楡周平著

衆愚の時代 楡周平著

作家である著者が「世間の糾弾を浴びることを覚悟で」今の政治家や官僚、マスコミにしたり顔で登場する文化人、知識人などの偽善的言説を一刀両断する。

たとえば、昨今の労働環境についてテレビ番組などは、弱者や労働者の味方のふりをして、権力や企業を「派遣切り」「下請けいじめ」とたたく。その実、自分たちは番組制作のほとんどを制作会社に丸投げ状態。局員の高給を守るために、予算が減れば下請けに払う制作費を削るだけ。制作会社や現場のADなどは奴隷同然にこき使う。

とかくこの世は偽善がまかり通っているというわけである。善人を装わなければ公の場で発言できない現代社会への痛烈な批判。

新潮新書 714円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
大ヒット愛国映画『戦狼』に見る<br>中国の拡張主義

世界の歴代映画興行収入トップ100に、アジア映画で唯一ランクインしている『戦狼』。実はプロパガンダ作品だ。「アフリカの友人」を高らかにうたい、中国企業のアフリカ進出を促す。