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有事の転職、という時代の終焉
ライフスタイルとしてキャリアを考える 求人大手が起こした革新的新サービスの中身

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CAREER CARVERは構想からサービスインまでわずか半年という異例のスピードで立ち上げられました。このタイミングでサービスを開始した背景について教えて下さい。

佐藤学
1992年、リクルートエージェント(当時のリクルート人材センター)新卒入社。リクルーティングアドバイザー(RA)、キャリアアドバイザー(CA)を経験。またその間、事業企画や採用担当などスタッフにも従事する。IT領域のRAマネージャー、CAマネージャーを経て部長に。2005年には、執行役員に就任し、営業組織を率いる。2009年4月よりリクルートに出向し、HRカンパニーキャリア領域開発機構、 営業統括部のカンパニーオフィサー。新規事業の立ち上げに携わる。2012年度は新卒事業を担当する執行役員、2013年4月からは中途事業を担当する執行役員に就任。

大きく三つの理由があります。第一に外部のエージェントから「転職のタイミングで仕事を探すだけの単発のサービスではなく、それ以前からビジネスパーソンと伴走し長くお付き合いしていきたい」という声が数多く挙がっていたこと。第二にビジネスパーソンを取り巻く環境の変化。市場では次世代にイノベーションを起こせるビジネスリーダーが圧倒的に不足しており、そういった人材を各社とも渇望しています。一方でそのようなリーダーになり得る人材は閉塞した社内の環境下で活かされていない。人材の適正な流動化が待ったなしで求められている今日において、それに見合ったサービスがこれまで存在しなかったのです。
 そして最後の理由ですが、これは私自身がこれまでエグゼクティブの方とお付き合いしてきて強く感じていたことが背景にあります。

―それは一体どのようなことでしょうか?

他のエージェントの方々と会話をすると口を揃えておっしゃるのが、みなさん総じてアクションのタイミングが遅い。切羽詰ってから駆け込む方がほとんどで、もう少し早くからキャリアについて考える機会があれば、転職するにしても自社に留まるにしても違った結果になったのではという方がほとんどです。有事になってからではなく、平時からキャリアについて考える場の必要性を痛感してCAREER CARVERというサービスの立ち上げに至りました。

自分の“市場価値”を意識するために

―長年キャリア事業に取り組んできた佐藤様の目に、現在の転職市場やビジネスパーソンの姿はどう映っていますか?

私がこの仕事を始めたのは22年前、バブル経済がはじけた直後です。当時はまだ転職という言葉がどこかネガティブなものでしたが、現在ではそのようなトーンは消え転職という行為が一般化したように思います。しかし一方で「キャリアを考える」ということに関して言えば、起業や転職、あるいは会社に留まることと並列に考えている人はまだまだ少数。昇進や社内におけるポジションは気にしていても、自分自身の市場価値が社会や世間一般から見てどうかということを意識しているビジネスパーソンは非常に少ないままです。一方で彼らに「会社がこのまま存続するか」「5年後、10年後にキャリアが開けると思うか」と尋ねると、そう考えていない方がほとんど。きっと頭では理解していても、実際に行動に移せる場がなかった。あるいはその方法が一般化されていなかったのがその原因ではないでしょうか。

次世代リーダーとなり得るビジネスパーソンの考える将来のイメージ

―確かに自身のキャリアを見つめなおす機会はこれまでほとんど存在しませんでした。

今はウェブサービスなどの進化により、様々なことを自分で探すことができるようになりました。しかし探す対象が分からないとき、例えば自分自身のことを知ろうとしてもそれを教えてくれるサービスはほとんど存在しません。今回CAREER CARVERを立ち上げたコンセプトは「知る機会」を提供すること。社会的に見て自分のバリューは高いのか。自身のキャリアでどこが買ってもらえて、どこが不足しているのかを知るための場を提供することにあります。そうやってキャリアを考えることは先程もお話した通り「有事」になってからでは遅い。人間ドックのように定期的に通いメンテナンスを行うことがキャリア構築においては重要なのです。

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