●「自動車・輸送機器」業界が人気トップに
現在、志望している業界(3つまで選択可)
名古屋大学で最も人気があったのは、やはり「自動車・輸送用機器」。トヨタ自動車を中心としたグループの有力会社の多くが愛知県に本社を置くほか、本田技研工業や三菱自動車工業の生産拠点、スズキの本社など、自動車メーカーの主要拠点が東海地区には数多く存在しており、学生の関心業界としては従来より不動の地位を築いている。ただし、「自動車・輸送用機器」を志望した学生が、「金属・材料系」の47.6%が最高で、「機械系」で37.0%、「物理・数学系」で20.0%、「化学系」に至っては3.7%にすぎなかったことが意外である。結果、志望業界2位の「情報処理・ソフトウェア」とそれほどの差がつかなかった。「情報処理・ソフトウェア」は、「情報・通信系」69.7%、「物理・数学系」29.1%を中心に、すべての学科系統から志望を集めた。3位「エネルギー」、4位「総合電機・家電」、5位「機械」がそれに続く。「エネルギー」は、「環境系」「エネルギー系」を中心にすべての学科系統から支持を集めた。「電気・電子系」の回答者数が少なかったことを考えると、「総合電機・家電」が4位に入ったのは健闘といえるが、その内訳を見ると「電気・電子系」の33.3%しか志望していないことに驚く。「機械」は、「機械系」学生の56.5%、「金属・材料系」の33.3%などを中心に、一部の学科系統からの得票で構成されている。以下、やや引き離されて「化学」「運輸・輸送」「食品・食料品」が人気を集め、「商社」や「通信」はその次のグループを形成している。トピックボードAD
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