先の先を読め 複眼経営者「石橋信夫」という生き方 樋口武男著

先の先を読め 複眼経営者「石橋信夫」という生き方 樋口武男著

希代の事業家には、ユニークな名言・格言を生み出す達人が少なくない。

曰(いわ)く「時間を値切れ」。平たく言えば「時間のムダはお金のムダ」。そのエピソードに脱帽する。さる製鉄所の落成式で、一人広大な敷地をタイムカードのある正門から工場まで歩く。31分。従業員は1万2500人。年間80億円相当の“カラ就業”と暗算。

いま一つ、「仕事に惚れろ。会社に惚れろ。自分に惚れろ」という「三惚れ精神」。どこにもある心得と見えて、「そやけど、土地には惚れたらあかんで」と続く。得意分野での慢心を厳に戒める。

薫陶を受けた後継者が週刊誌連載から51話を抜き出し、その言葉に結晶した企業経営のヒントを伝える。

文春新書 861円

  

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