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ダイソンやフェラーリ、ギネスビールも

「コンピュータ解析」というと、大仰なイメージを持たれがちだが、われわれの身近なところにもアンシスの技術は生きている。

泡が上に動くように見えるギネスビールの泡も解明。答えは「上にも下にも動いている」

たとえば、薬。誰もが、プラスチックとアルミで包装された薬の粒を出したことがあるだろう。透明なプラスチック側から薬の粒を押すとアルミが破れて、ポロリと出てくるアレだ。この微妙な力加減を測るのにも、さらにその薬を固めるための適度な圧力を計算する現場でもアンシスのCAEが使われている。個別の製品で言えば、大ヒット商品となったダイソン社の羽根のない扇風機、世界記録を連発したスピード社の水着、ギネスビールの泡の動きなど、その事例は枚挙にいとまがない。

アンシスの流体解析技術を用いて設計されたレッドブル・レーシングチームの車体
資料提供:Red Bull Racing

そして、今、CAEの利用に特に積極的なのが世界の自動車業界だ。高速での安定した走行性能、燃費効率向上を図る上で、車体周りの空気の流れを可視化し、空気抵抗や空力特性を解析するCAEの流体解析はカギになる。フェラーリ社は2013年に発表したハイブリッドスポーツカー「ラ フェラーリ」の設計にあたり、アンシスのCAEソフトを使ったシミュレーションを1000回以上行い、試作車両の風洞実験の手間を大幅に削減した。10年から4シーズン連続で、F1世界選手権の選手・車両製造の両部門のタイトルを獲得しているレッドブル・レーシングチームは、高速処理できるアンシスのCAEを使うことで、シーズン中でも迅速に車両の改良、調整を行い、好成績につなげている。

その他、CAEは、自動車部品の耐久性、飛距離アップを実現するゴルフボールの開発などに威力を発揮。より感度の高い携帯電話のアンテナ形状の開発や、電子機器、自動車の各種電子装置に問題を引き起こしかねない電磁ノイズ対策にも貢献している。未来の電気自動車の技術として期待される路面から車両底面へのワイヤレス給電システム開発では、路面と車両の間に空き缶が入った場合に発火しないかなど、安全性の検証にも使われている。

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