「感情」の地政学 ドミニク・モイジ著/櫻井祐子訳

「感情」の地政学 ドミニク・モイジ著/櫻井祐子訳

国際情勢を動かす真因は、経済でも軍事でもなく、非合理で主観的な「感情」である--。本書は新たな分析パラダイムを提示し、「感情で動く世界」の全貌を描き出そうとする。

「恐れ」「屈辱」「希望」の三つの基本的感情に焦点を当てる。その理由は、この三つの感情が「自信」という概念と切り離せないからだという。

「恐れの文化」にとらわれ続けるアメリカ。ヨーロッパも移民などの「他者」におびえ、「恐れの文化」を共有する。

その西洋世界への歴史的屈従から「屈辱の文化」に揺れるアラブ・イスラム。中国、インドの急速な経済成長に導かれる「希望の文化」に満ちたアジアでは、ただ一国、日本だけが「恐れの文化」に属する。

2025年の世界情勢を具体例に、そのとき、中・印・パの「恐れ」がアジアを覆い、日本は「核」を保有するとも。

ヨーロッパを代表する国際政治学者が解き明かす。

早川書房 1785円

  

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
JR九州“脱鉄道”の成算

今年、上場を果たしたJR九州。豪華寝台列車「ななつ星in九州」は話題になった。しかし、人口減少などもあって鉄道事業の先行きは暗い。成長は非鉄道事業の成否に懸かっている。