(第43回)大学別就職人気企業ランキング(北海道大学編)

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 現時点で、就職したい(就職してもいい)と思う企業(5社まで選択可)
 総投票数は580。5社すべてを記入しなかった学生もおり、1人当たりの平均回答社数は4.43。
 北海道大学で最も人気を集めたのは、何とNTTドコモ。NTTグループはほかにも、NTTコミュニケーションズ、NTTデータがそろって3位、NTT東日本が8位、NTTが19位、NTTファシリティーズが24位と、30位以内に6社もランクインしている。KDDIも19位に入るなど、「通信」業界人気を裏付ける結果となっている。そして、2位には三井物産、6位には三菱商事、14位には丸紅、19位には住友商事と、業界人気第2位の「商社」からも上位にランクインしてきている。文系では人気の高い伊藤忠商事であるが、こちらは34位と、ぎりぎり30位以内には食い込めなかった。前述の志望業界調査と比較してみると、「エネルギー」は志望業界1位だったにもかかわらず、8位に東京電力と北海道電力が入ったのが最高位という結果になった。その他の「エネルギー」系企業としては、24位の東京ガス、45位の関西電力、中部電力が見られる程度となっており、北海道大学の理系学生における「エネルギー」業界の定義がどうなっているのか、やや疑問が残る結果といえる。また、「シンクタンク・コンサルタント」からは、首都圏でも人気の高い野村総合研究所が3位に入った。メーカーでは、旭化成の6位が最高。その他のメーカーでは、帝人、トヨタ自動車(ともに11位)、ソニー(13位)、パナソニック、本田技研工業(ともに14位)などが人気を集めている。旭化成、帝人はいずれも「化学系」からの得票が過半数を占めている。トヨタ自動車は、トヨタ自動車北海道が苫小牧にあることも関心度を高めている。その他、19位 野村證券、24位 大和証券グループといった、金融系企業が上位に入ったことも特徴である。

 次回は東京大学の学生の就職意識をリポートする。

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