米株は下落、小型株・消費関連銘柄が圧迫

ダウは101ドル安の1万6613ドルで終了

 5月14日、米国株式市場は、下落して終えた。写真はニューヨーク証券取引所。13日撮影(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 14日の米国株式市場は、下落して終えた。小型株が再び売られたほか、一般消費財銘柄もさえない動きとなった。

S&Pの一般消費財セクター指数<.SPLRCD>は1.1%下落し、S&P500種の下げを主導した。小売り株指数<.SPXRT>も1.1%下がった。

四半期の売上高が予想を下回った米百貨店メーシーズは0.2%安。ファッションアクセサリーのフォッシル・グループは10.3%安となり、S&P500種の中で下落率が最大だった。第2・四半期の利益見通しが予想を大幅に下回ったことが嫌気された。

一部のアナリストは、冬の数カ月間に弱さが目立った後で景気が安定しつつある兆候として、小売企業の業績に注目している。

  シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニア株式アナリスト、ジョー・ベル氏は「多くの人々は厳しい寒波が(経済活動の)減速の唯一の理由だと確認する証拠を探している」と話した。

ダウ工業株30種<.DJI>は101.47ドル(0.61%)安の1万6613.97ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は29.54ポイント(0.72%)安の4100.63。

S&P総合500種<.SPX>は8.92ポイント(0.47%)安の1888.53。

小型株のラッセル2000指数<.TOY>は1.6%下落。主要3指標をアンダーパフォームし、ことしを通じて顕著だったその差を拡大した。

  先週9日にラッセル2000指数は3月初旬につけた時間中の最高値からちょうど10%下落。アナリストの中には長引く小型株の低迷が市場全体に広がることを不安視する向きもある。

米IBMは1.8%安となり、ダウ平均とS&P500種の双方で最も大きな足かせとなった。開示文書の中でことしのハードウエア部門の利益が前年比横ばいの見通しであることを明らかにした。

  農業機械大手の米ディアは2%安。市場予想を上回る四半期利益を発表したものの、年間の売上高見通しを引き下げたことが材料視された。

  小売り最大手ウォルマート・ストアーズは終盤に小規模な「フラッシュ・クラッシュ」の中で売買高が急増し、株価が短時間に急落。最終的には0.5%安で引けた。

  電子商取引のズリリは9.3%の大幅高となった。昨年11月に実施した新規株式公開(IPO)後のロックアップ(売買制限)期間が終了し、序盤に史上最安値をつけていた。

景気指標はインフレ圧力が徐々に高まっている可能性を示した。米労働省が発表した4月の卸売物価指数(PPI)は食品価格の上昇を受けて1年半ぶりの大きな伸びとなった。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約53億株と、今月の平均である61億株を下回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

     終値         16613.97(‐101.47)

前営業日終値    16715.44(+19.97)

ナスダック総合<.IXIC>

     終値         4100.63(‐29.54)

前営業日終値    4130.17(‐13.69)

S&P総合500種<.SPX>

     終値         1888.53(‐8.92)

前営業日終値    1897.45(+0.80)

*内容を追加します。

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