がん検診は誤解だらけ 何を選んでどう受ける 斎藤博著

拡大
縮小
がん検診は誤解だらけ 何を選んでどう受ける 斎藤博著

がんは日本人の死因のトップであり、年間30万人以上が命を奪われている。がん死の中でも働き盛りのサラリーマンなどの「早すぎる死」は、家族や社会にとって大きな損失だ。そして早すぎる死を防ぐために最も重要な手だての一つが、がん検診の受診だ。

しかし、日本人のがん検診受診率は10%台から20%程度にとどまる。その一方で、がん保険や人間ドックに高額の費用を払う人も少なくない。

実は政策として行われている検診(推奨されている検診)こそ、最も低コストかつ有効性が高いと著者は指摘する。現に欧米では、検診受診率の上昇とともに、乳がん死亡率の低下を実現させた。検診について正確な知識を持つ必要性を説く。

NHK出版生活人新書 735円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT