(第10回)数学大国江戸の日本~算聖関孝和~(その1)

●和算のスーパースター関孝和

江戸時代、鎖国中の日本には「和算」という日本独自の数学がありました。
 西洋数学とはまったく違う道筋をたどり、世界最先端のレベルに発展した日本独自の数学です。
 一人の和算家、関孝和が誕生します。ニュートンやライプニッツとほぼ同時期に活躍し、独創的な解法を次々と生みだした和算のスーパースターです。

当時の江戸には、人気作家の井原西鶴や十返舎一九を遙かに凌ぐベストセラーがありました。寺小屋の教科書として普及した驚異の数学書『塵劫記』(吉田光由著、1631年)、庶民が数学に興味をもつきっかけを与えた、和算普及の原典です。

当時、問題がとけると解答を「算額」と呼ばれる絵馬にして神社仏閣に奉納するようになりました。「算額奉納」という、風習です。

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
地震と原発災害<br>原発最後の選択

四国・伊方原発、北海道・泊原発の地震対策に学者から異議が相次ぐ。地震の揺れの過小評価や活断層の見落としだ。電力会社任せの対策は疑念がぬぐえない。検証方法の確立が待たれる。