不幸な国の幸福論 加賀乙彦著

不幸な国の幸福論 加賀乙彦著

現在の日本を取り巻く環境から将来への展望を見出すことが困難なのは、誰もが認めるところだろう。ではなぜ、この国は希望を失ったのか。精神科医で心理学者でもある著者は、「日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか」と分析する。

戦後、経済成長を最優先にしてきた日本の社会構造の中で置き去りにされたもの、忘れ去られたもの、遠ざけてきたもの、それらのツケが回ってきた果ての「リッチな国の不幸な国民」であると。

しかし、不幸を分析するだけでは終わらない。どう脱却するか。他者との比較から抜け出し、競争、評価などを気にせず、自分らしく生きるための幸福論も展開する。

集英社 756円

  

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