温室効果ガス25%削減に挑む--従業員を意識改革! 不況でもCO2削減幅を拡大するイオン

温室効果ガス25%削減に挑む--従業員を意識改革! 不況でもCO2削減幅を拡大するイオン

削減の目標数値を引き上げてもいいのではないか--。イオン社内は、一部でこんな声が聞こえ始めるほど、CO2削減が順調に進捗している。

イオンが2008年度から12年度までの5年でCO2総排出量を06年度比で3割削減する目標を発表したのは08年3月のこと。06年度の排出量370万トンは、何の対策も施さなければ、12年度に445万トンまで拡大する。それを260万トンへ抑える目標は「極めて挑戦的」(岡田元也社長)だった。だが、08年度に49万トンを削減、09年度はそれ以上に削減が進み、目標クリアが見えている。

一見して削減数字は順調に見えるのだが、実は必ずしも計画したとおりに進んでいるわけではない。特に08年のリーマンショックで、CO2削減の一つの柱である省エネの最新冷蔵ケースなど、「エコ技術の導入への投資を一部、控えざるをえない」(グループ総務部・杉浦恒夫マネージャー)状況に立たされたのだ。

だが同社はこれを前向きにとらえた。「不況下だからこそ取り組めたこともある」と、グループ環境最高責任者で執行役の土谷美津子氏は言い切る。投資のいらない取り組みを深掘りする方針へ切り替えたのだ。

見える化で意欲を刺激 消費者も削減を後押し

イオンが得意とするのは大型のショッピングセンター(SC)。大型SCでは電気量の4割を照明が占める。しかも照明から発せられる熱は、冷房の使用を増やすことにつながり、実質的な影響はさらに大きい。照明を減らすことが、CO2削減の大きなポイントとなっている。

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。