五輪ゴルフで大金星、気炎を吐くデサント ミズノやダンロップに公式ウエアで競り勝つ

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記者会見に臨んだデサントの石本社長(中央左)とJGAの安西孝之会長(中央右)

2016年のリオデジャネイロ大会から、実に112年ぶりに五輪競技として復活するゴルフ。その日本代表の公式ウエアサプライヤーの座を射止めたのは、スポーツ用品国内首位のアシックスでも、ゴルフ用品国内最大手のダンロップスポーツでもなく、アパレル専業の印象が強いデサントだった。

4月17日に開いた記者会見で、同社の石本雅敏社長は「JGA(日本ゴルフ協会)と長期にわたる契約を締結できたことは本当にうれしい。ゴルフが112年ぶりに種目として復活し、次の五輪開催地には東京が決定している。ゴルフへの関心がますます高まっていると感じている」と、喜色をあらわにした。

JGAとデサントの契約は、東京五輪が開催される2020年までの7年間。男女の日本代表チームに、五輪などの国際大会で着用するウエアやアクセサリー(キャップ、ソックスなど)を独占供給する。

影の薄かったデサント

昨年までJGAは、代表チームの公式ウエアとして、男子はダンロップ、女子はミズノと、サプライヤー契約を結んでいた。ダンロップは「ゼクシオ」ブランドで知られるゴルフクラブの国内首位メーカー、ミズノも日米欧を軸にゴルフクラブやシューズなどを展開しており、ゴルフ用品ではいずれも世界的メーカーといえる。

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