2人に1人が営業を辞めたい--辞めたい理由は「不景気で売れない」、「利益達成のノルマが厳しい」など

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2人に1人が営業を辞めたい--辞めたい理由は「不景気で売れない」、「利益達成のノルマが厳しい」など

営業マンの2人に1人が「営業を辞めたい」と考えている。辞めたい理由は「不景気で売れない」、「利益達成のノルマが厳しい」などだ。

産業能率大学は、全国の営業職に就いて5年以内の営業担当者500人を対象に調査を実施した。

調査によれば、「営業の仕事を続けたくない人」の比率は47%と約半数に達する。営業目標の達成状況別にみると、目標未達の層の方が達成層よりも、「続けたくない」という回答が多い。不況のため、がんばっても売れないということが営業職を嫌うことにつながっているようだ。

社内競争も大きなストレス

営業担当者のストレスの原因で一番多かったのは「営業目標」。いわゆるノルマ達成が最大のストレスとなっている。さらに「社内の他メンバーとの競争」「顧客の新規開拓」「競合との競争」などが続いている。「顧客の新規開拓」や「競合との競争」よりも「社内の他メンバーとの競争」が上位にきていることは社外だけでなく、社内でも緊張した人間関係があることを示し、営業マンのストレスの大きさを表している。

モチベーションアップに必要なこと

ストレスを減らし、営業の仕事を続けたいと営業担当者に思わせるためにはどのようにしたらよいのだろうか?

営業成績は業種・業界全体の動向や景気など外部環境の影響も大きい。産業能率大学では内部要因で少しでも負担を減らす工夫ができないものか、多角的に分析した。

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