(第27回)「四字熟語・故事ことわざ」で綴る就職支援・第十四話『誤字・脱字』

(第27回)「四字熟語・故事ことわざ」で綴る就職支援・第十四話『誤字・脱字』

菊地信一

 師走を迎え、何かと気ぜわしい毎日を送っていることだろう。合同企業説明会、個別企業への参加といった本格的な就職活動がこれから始まっていく。くれぐれも「体調管理」には気をつけ、あなたにとってのオンリーワンの企業に出合ってもらいたい。
 だが、「企業研究」をする前に、どうしても身に付けておかなければならないことがある。それは、「書類作成」時における「誤字脱字」をできるだけ防ぐことといえよう。「間違いが1カ所ぐらいなら大丈夫」といった安易な姿勢は厳に戒めなければならない。買い手市場における「採用選考」は、あなたの少々のミスをも許さないことを知ろう。

 筆者は、現大学3年生のエントリーシート添削を業務の一環としている。この時期までに約7000枚ほどの書類を読んでいると、基本的なミスが多いことに気づく。それも、最もアピールすべき文の中に、誤字脱字が多数存在している。これでは残念ながら「落としてください」と言っているようなものだ。採用試験の早期化に伴い、エントリーシートなどの書類提出も早くなるのは必然だ。そこで、この冬休みの間に、最低限の力を身に付けてもらいたいと考える。以下に、基礎となるポイントを挙げておく。しっかりと学んでもらいたい。当たり前の話だが、書類選考を通過しなければ、面接にもたどり着けない。またSPIの言語対策にも関連してくるのだから、正確な漢字を書くことをおろそかにしてはならない。

エントリーシートの基本ルール
1.文字は丁寧に…たとえ下手でもいいから、心を込めて、丁寧に書こう。
2.誤字脱字は厳禁…誤字脱字の多い文章は、採点者に「きっと仕事をしても雑なんだろうな」と思われてしまう。書き終わった後にチェックをすれば、ミスも防げるはずだ。
3.原則として一つの文章は30~40字以内…一つの文は、長くても文字数を30~40字までにとどめる。できるだけ短く。
4.「が」の使い過ぎに注意…「が」には主格を表わす格助詞と、接続助詞がある。接続助詞は肯定にも否定にも使え、便利だが、多用すれば文が長くなってしまい、間違いのもととなる。言い回しを変えるなど工夫する習慣をつけよう。
5.改行する…400字で「改行」は最低二回を目安に。しかし、あまり頻繁にしない。
6.数字は基本的に漢数字で…「1度に」は「一度に」、算用数字を書くときは1マスに2ケタずつ。
7.「あれ」「その」などの指示代名詞は極力少なめに。
8.学生言葉、話し言葉は使わない…「~みたいな」「いろんな」「してるが」は論文、作文には不適切。
9.与えられた字数はフルに活用…字数は1字でもオーバーしてはいけないが、字数制限800字のときは600字以上、1000字のときは800字以上書かなければ失格だと考えよう。
10.書き終ったら必ず見直しを!
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