11月の全国アルバイト平均時給は、一部で改善見られるが停滞基調は続く

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サービス系のベスト5は、キャンペーン・PR(1,198円)、ゲーム・パチンコ(1,159円)、エステ・マッサージ(950円)、理容・美容(896円)、ホテル・トラベル(895円)、警備(892円)。

事務系の1位はコールセンターの1,047円

前年同期比プラスは2業種のみ

職種別で前年同期比がプラスとなるのは販売系(+5.0%)と運輸職系(+0.6%)だけ。増加幅の大きな販売系については インテリジェンスの大村 智一マネジャーは次のようにコメントする。

「11月全国平均時給を見ると、「販売系」が前年・前月比ともに増加しています。 前月比では、例年11月前後は、年末年始の繁忙期に向けた人材確保のために販売系企業が時給を増額する傾向が見られるため、例年通りの傾向と言えます。 今年は特に、一部での大型新店オープンなどに伴う人材系のニーズの高まりにより時給が大きく上昇し、増加率を引き上げたと考えられます。 季節要因を除くと、販売系の時給は大きな増減が少なく、まだまだ停滞傾向と言えますが、求人件数は増加傾向にあるため、徐々に平均時給が回復していくことも期待されます」。

【調査概要】
・ アルバイト系求人メディア シゴト情報「an」に掲載された求人広告から、下記条件の求人広告を除き集計
(除外対象):人材派遣業、酒類を含む酒類提供職種
・職種分類は以下の7つ
「専門職種系」、「事務系」、「販売系」、「フード系」、「サービス系」、「運輸職系」、「技能・労務系」

(東洋経済HRオンライン編集部:田宮寛之)

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