婚活ブームで何が起こったか?--白河桃子の「誤解された婚活」・婚活ブームを検証する 第1回(全4回)



ジャーナリスト 白河桃子

 「婚活=結婚活動の略語」という言葉がはじめてメディアに登場したのは、2007年11月7日に発売された『AERA』である。その後、2008年3月に『「婚活」時代 』(山田昌弘中央大学教授、白河桃子共著)が出版され、婚活は多くのメディアにとりあげられ、ブームとなる。

 しかし、「婚活=結婚相談所や婚活ネットなどサービスを使うこと」「女性が高い条件の男性をゲットすること」というような「誤解」が多々ある。

●『「婚活」時代』で伝えたかった4つのこと

 『「婚活」時代』を書いたときに、伝えたいことは以下の4点だった。
1.自然な出会いによる結婚=実は仕組まれたシステムであったことを伝えたい
2.結婚できない=システムの崩壊や社会の変化のせいで、本人のせいではない
3.一人でも多くの女性に出産してもらいたい(産活)
 =その前に横たわる結婚というハードルを越えるヒントを提示したい
4.「男が稼ぎ、女性は家事育児中心」という昭和的結婚観では結婚は難しい
 =結婚するためには、女性も「稼ぎ力」が必要な時代
 婚活において大切なのは「HOW TO」ではなく、結婚における「意識変換」だと思う。

 結果的に婚活ブームにおいて「婚活しないと結婚できない」という変化は起こった。

 特に女性たちの間では顕著であった。「女性は自分を磨いて、愛される、選ばれることが美しい」「がつがつ自分から行くのはみっともない」という、ずっと女性誌において主流だった価値観が、「婚活」ブームによって大きく変換したのだ。

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