40代も声が良くなる!「巣ごもり1分朗読」5効果 「自宅でOK!いい声で話せる!」…驚きの効果

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最後の理由は、「1日1分朗読」を続けることで「自分の最高の声」を見つけられることです。

【5】「自分の最高の声」を見つけられる

どんな人でも必ず「いい声」が出せるものですが、「自分の最高の声」がどんなものか、なかなか自己判断はしづらいものですよね。

実は、「いい声」が出ているときは、「体のどこかに響いて」います。つまり、「体のどこかに響いているかどうか」で自己判断をすることができるのです。

読みながら、話しながら、「声が体のどこかに響いている」と感じられたら、それは腹式呼吸による「自分の最高の声」が出せている証拠です。

私は調子のいいときは、「背中」に響くのを感じます。ほかの人に伺うと、腰だったり太もものあたりに感じたりする人もいるようです。場所はどこでも関係ありません。

「朗読」をすることで、「自分の最高の声」が実感できるようになります。自分で「最高の声が出せている」とわかったら、会話が楽しくなりますね。

「コミュニケーション力」も上がり、「自信」が持てる

自分が話しても「何を言っているかわからない」「伝えたいことがわからない」と言われてしまうと、自然に口数も減ってしまいますよね。

本に収録した朗読見本18作品は、魚住りえ氏自身が朗読した「お手本」を聴くこともできる(画像:サウンド・シティ)

でも、朗読で「声がよくなる」と、「伝わる力」がついて、人前で話すことも好きになっていきます。「声につやが出る」「声量や声のトーンがコントロールできる」ことで、自分の伝えたいことも相手にしっかり伝わり、「声がれ」もなくなるのでどんどん会話ができます。「自分の最高の声」も見つけることができます。

その結果、コミュニケーションもよくなり、「自分に自信が持てる」ようになっていきます。みなさんもぜひ「1日1分朗読」をやってみて、「声がよくなる」ことを実感してみてください。

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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