コーチングの神様が教える後継者の育て方 マーシャル・ゴールドスミス著/斎藤聖美訳

コーチングの神様が教える後継者の育て方 マーシャル・ゴールドスミス著/斎藤聖美訳

どんなリーダーもやがては、交代の局面を迎える。組織にプラスになるような形で、後進に道を譲る、それも「禅譲」するにはどうすればよいか。実践的で現実的なアドバイスをする。

いわく、「成功した人は、自分の強みを過大評価し、自分の弱みを過小評価したうえで、他人を評価する傾向がある」「昇進することしか考えていないと思ったら、私はその人と仕事をするのを断る」「顧客、仕入れ先などからも広く受け入れられる人材を選ぶ」「可能なかぎり社内で後継者を育成する」。

かといって、後継者選びのみの本ではない。地位にしがみつきがちなリーダーに潮時を意識させ、自分の意思で去る「コーチング」をしているところが、著者をカリスマコーチと言わしめている所以なのだろう。

複数の候補者に競わせる候補者育成法などのコーチングはないが、逆になぜリーダーに選ばれないか、自戒するための反省材料も提供してくれる。

日本経済新聞出版社 1260円

  

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