1000円高速の猛威! JRがたまらず値下げ

1000円高速の猛威! JRがたまらず値下げ

キャッチコピーは、「お正月は列車でふるさとへ」。11月4日、JR東日本は年末年始の帰省客を対象にした往復割引切符を売り出すと発表した。JRは回数券など多くの割引切符を発売するが、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始などの繁忙期は適用外だった。年末年始を対象とした割引切符を発売するのは、今回が初の試みとなる。

 割引率は距離が長くなるほど大きくなる。たとえば東京-新潟間(333キロメートル)の割引率は25%だが、東京-盛岡間(535キロメートル)だと44%にハネ上がる。対象となるのは普通運賃に限られ、新幹線や特急を利用する場合は別途、特急券が必要。それでも「特急券と組み合わせてもトータルで2~3割引きになる」(JR東日本)と大盤振る舞いに変わりはない。

JR東海と西日本でも、会員限定で週末や年末年始の新幹線運賃が大幅に安くなる。JR東海では「快適さを家族みんなで味わってほしい」と、グリーン車の割引率を高めた。大人料金で最大27%(新大阪-博多間)、子供料金なら最大33・5%(新横浜-京都間)の割引で、普通料金との価格差はわずかとなる。

苦肉の割引切符

JR各社がこぞって割引切符を発売する背景には、「高速道路1000円」が影響している。10月2日にJR7社が国土交通省に提出した要望書では、「全国の土休日における鉄道利用者の6・6%が自家用車に転換した」と試算している。

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