政策論争のデタラメ 市川眞一著

拡大
縮小
政策論争のデタラメ 市川眞一著

「環境・エネルギー」「郵政改革」「医療」「教育」「政治・行政」の常識に、外資系証券のストラテジストが疑問を呈し、対案を提示する。

たとえば、温室効果ガスの排出を抑止しながら、エネルギーの安定確保を図るには、政策の軸足を供給サイドに移す。具体的には(1)官邸にエネルギー戦略本部を発足させ、(2)太陽光と風力への過剰な期待を捨て、(3)原子力の発電割合を50%にせよと提案。

また郵政民営化は、官業でしか生き残れない事業、代替できない事業を峻別し、(1)4社一体型は凍結、(2)郵貯・簡保は時間をかけて廃止、(3)信書のみ国営を維持、(4)郵便局は、都市部はコンビニに委託、過疎地は国営を維持する、内容の見直し案を提言する。

新潮新書 735円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT