「モテ会話力」を”2階級特進”させる方法 初デートで「座る位置」の極意

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なじみの店をつくっておく

2点目の「アウェーは避けること」というのは、初デートで見知らぬお店は厳禁という意味です。たとえば、食べログなどで、おいしいと評判のお店を初デート用に選ぶとします。お店では4人掛けの席に案内されたので、L字型に座ろうとします。しかし、お店の人が面と向かって座るように席を引いてしまったら、そう座らざるをえないでしょう。かくして、蛇ににらまれたカエルの心境をたっぷり味わうことになるのです。

こうした「俺って間抜け?」な状況を避ける最善の策が、「アウェーを避けること」、つまり、状況を把握しているなじみのお店=ホームタウンをつくっておくことです。たとえば、夜景がウリのカウンター席=横並びの席がある店とか、L字型に座ることを前提に机と席を配置しているお店など。

そもそも論として、初めてのお店だと、想定外の料理がでてきたり、人の往来が激しい落ち着かない席に座らされたり、店員が感じ悪かったりと、初デートが台なしになるリスクがあります。

一方、なじみのお店なら、上等な席はどこかとか、ウケがいい料理は何か、予算はどの位か把握しているので、余計な心配をすることがありません。自信を持って相手をエスコートでき、会話に集中することができるのです。

ただ一点、気になることがあります。それは、度を超した常連になるとお店の人から、入店時やお会計の際に、「いつもありがとうございます」といらぬあいさつをされてしまうことです。

女性は敏感に察知して「よく来るんですか?」と疑問を呈します。つまり「よく女の人と来るんですか?」という疑惑をかけられるということ。だから、抗弁を用意する必要があります。たとえば、「まぁ~たまにね。このお店ね、すっごくサービスがいいんだよね。一度、来ただけで顔覚えてくれて、常連扱いだからさ……」などなど。

まぁ、こうした言い訳を、よどみなく言い切れるようになって初めて、「ホームタウン」と言えるのですが(苦笑)。

青木 一郎 婚活・恋愛コンサルタント

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あおき いちろう

中年男性専門の婚活・恋愛コンサルタント。1965年生まれ。早稲田大学卒業後、日本IBMに約20年間勤務。40歳前後で、薄毛と若年性の更年期障害が急激に進行。容姿と体力が著しく衰える中、女性にモテる方法を模索し、医療・理美容・イメージアップで実績のある手法とITをフル活用した再現性の高い独自の手法を確立。自ら実験台となり、薄毛治療、歯の美白、ヒゲの脱毛などを実践、40歳からの5年間で160名以上の女性とデートして自身の手法を検証し刷新を重ねた。約800名の中年男性の結婚と恋愛を成就させた実績を持つ。個人ブログ:「40歳からのモテる技術」(http://ameblo.jp/moteoji/)。筆者ホームページはこちら

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