東大首席→官僚→弁護士!最強のエリート美女 嘘みたいな豪華キャリア美女の人生観とは

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――すごすぎる自信ですね! 話は変わりますが、周囲から「キレイですね」と言われることが多いでしょう。

最近、言われることが多くなりました。中学、高校生の頃はにきびだらけだったので、全然でしたよ。にきびは父の遺伝です。ずいぶん恨んだな……。

こういう(マスコミに出る)活動をするようになってからは、顔の筋肉を鍛えて小顔にする運動をコツコツやっています。努力したことに対する正当な見返りがあることが好きなので、「キレイですね」ではなく、「顔のこのへんの肉が落ちたね」などと、具体的に褒めてもらえるとうれしいです。そこまで言ってくれるのは妹ぐらいですけど。

普段はノーメイクです

――今日はヘアメイクさんを発注されましたが、普段はお化粧に時間をかけないそうですね。 

私は目的合理的なタイプなので、(弁護士)事務所で作業をするときはノーメイクです。(顧客企業などとの)会議があるときには自分で化粧をします。それなりの効果があるからです。そして、今日は効果が非常に大きいので、メイクアップのプロにお願いしました。

――大手の渉外弁護士事務所には、カッコいい男性が多そうですが、簡単な化粧すらしないのですか?

男性というより戦友みたいなものですから。眉毛もかいていないすっぴんで、一緒にコンビニにお菓子を買いに行ったりします。

でも、雰囲気がすごくカッコいい新人が事務所に入ってきたりしたら、その人の前ではきっと化粧すると思います。効果が期待できるので(笑)。

――わかりやすい人だな……。財務省を辞めて弁護士事務所に入った理由を教えてください。

中学生時代からずっと官僚志望でした。でも、国Ⅰ(国家公務員I種試験)は学部の単位を修了していないと受けられないので、それまでの努力目標として司法試験を受けることにしたのです。大学3年生で合格したとき、大手の弁護士事務所から誘いを受けて、「カッコイイな~」と初めて思いました。

財務省は楽しかったけれど、すごく忙しかったですね。独身寮のお風呂は深夜3時まで開いているのですが、その時間までに帰れない日も少なくありませんでした。水道の蛇口をひねって髪だけ洗って、翌朝8時半には出勤する毎日です。同期は「電車の吊革につかまった状態で眠れる」と言っていました。

あるとき、自分のキャリアパスが見えてしまった気がしました。(主税局の先輩である)片山さつきさんのようなコースですね。それでは自分の人生が固定されちゃう気がして……。もっと流動的にできないかと思って、ちょっと外に出てみようと思ったのです。

――企業法務が中心の大手事務所では、公務や刑事弁護と比べると、わかりやすい「高い志」は立てにくいと思います。山口さんの目標ややりがいは何でしょうか。買収などの大きな案件に携わり、高収入を得ることですか。

私たちの仕事は、経済の流れをよくすることに貢献する付加価値サービスです。大きな案件に携わることよりも、自分の仕事がきちんとできているかに私は興味があります。

弁護士の仕事は間違いが許されません。8割方合っているけれど2割は違法かもしれない法律アドバイスなんて、ありえませんからね(笑)。自分の仕事には最後まで責任を持ちたいと思っています。

その結果、依頼者の役に立ち、上の人たちから信頼してもらい、より重要な仕事を任されるようになりたい。昨日の自分より成長しているなと感じたいのです。

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