今年は2000億円突破?スマホ広告の現在地

スマホ広告国内最大手のトップに聞く

スマートフォン普及の波が広告市場でも明確に表れてきた。
サイバーエージェントの子会社で、スマホ広告代理店として国内トップクラスのCyberZは2月18日、2013年のスマホ広告市場が推計で1652億円と、前年から約2倍に拡大したと発表した。市場調査・コンサルティング会社のシード・プランニングとの共同調査で明らかとなった。同調査によると、2014年は2304億円とさらに4割近く伸び、2016年には3000億円を超える見込みだという。
電通によれば、インターネット広告費は2012年で8680億円。電通やCyberZなどの調べを総合すると、ネット広告市場に占めるスマホ広告の割合は12年に1割程度だったとみられ、さらにシェアを高めていっているようだ。
急成長の背景には何があるのか。サイバーエージェントの最年少取締役で、CyberZの社長を務める山内隆裕氏に話を聞いた。

1年で2倍近くに拡大

――スマホ広告市場が、すさまじい勢いで伸びています。

今から1年前に、2013年のスマホ広告市場は1100億円程度に拡大すると見ていましたが、結局、締めてみると1652億円まで成長しました(市場規模の数字は推計値、以下同)。2012年は856億円でしたから、2倍近くまで広がったことになります。

通信事業者によるLTEなどの高速回線サービスの拡充が進み、スマホで動画や書籍、音楽、ゲームなどのデジタルコンテンツの利用が促進されました。さらに、eコマース事業者がスマホ向けのサービス対応を加速して、ユーザーを獲得する、呼び込むという流れができました。そこが思ったよりも進んだようですし、今後ももっと進むでしょう。ユーザーのネットによる商品・サービスの消費活動におけるスマホの重要性が、ますます高まっています。

特に、ゲームの伸びは大きいです。スマホゲーム市場は据え置き型と同じぐらいまで成長しています。それでも、スマホは日本全体で5000万台ぐらいしか普及していない。まだまだ増える余地があり、主婦や若い女性など対するゲームなどが増えて、それらの人たちに対するマーケティングのニーズが高まってきます。

スマホは24時間手放せない生活必需品になっていて、ないと禁断症状が出るようなものです。プライベートな空間にあり、そこでフェイスブックとかのソーシャルメディアに接続したり、ゲームを楽しんだり、グーグルで検索したりと、可処分時間を使う用途が出ています。ガラケー(従来型携帯電話)ではなかった要素です。

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