LED照明の次世代戦争、4000円電球が火ぶた切る、新参シャープに東芝・パナが反撃 


 白熱電球、蛍光灯に続く新しい光源として期待されるLED(発光ダイオード)を使った照明市場が、にわかに盛り上がっている。家電量販店では奥まった場所に陳列棚があるにもかかわらず、LED電球に見入るお客が絶えない。ビックカメラ有楽町店家電コーナーの田村融統括主任は「少し前はLEDとは何かから説明しなければならなかったが、今はお客様がLEDとわかったうえで質問される」と、その急変ぶりに驚きを隠さない。

低消費電力や超寿命といった特長があるLEDは、信号機やイルミネーションなどへの利用が先行していた。モノを照らす明るさでは見劣りしていたが、半導体の一種であるLED素子の性能向上で、2008年ごろから商業施設などでLED照明が広がり始めた。といっても、専用器具を必要としたため、一般家庭への普及は進んでこなかった。

新参者シャープの衝撃 雪崩を打って大手が追従

今年3月、東芝ライテックが従来の白熱電球用口金に取り付け可能で、サイズや明るさで白熱電球と代替可能なLED電球を投入した。しかし、希望小売価格1万0500円、実売価格でも8000円前後したため、人気に火がつくことはなかった。

それからわずか4カ月後、同社は出したばかりのLED電球の改良型を投入した。価格は一気に半額の4000円前後。LED電球は白熱電球に比べ消費電力は8分の1、寿命は40倍の4万時間とされる。価格が白熱電球の40倍の水準に達したことで、環境意識の高い消費者が動いた。

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