第4回 活性酸素を減らす食事で集中力アップ

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活性酸素が増える原因

人は食べることと同じく、呼吸も大事です。
意識する呼吸、無意識にしている呼吸、眠っているときの呼吸。これらは体内で酸素を取り込み、皮膚や口から二酸化炭素を出しているのですが、酸素を取り込むときに「活性酸素」が発生します。

一時期「活性酸素を除去する!」のうたい文句で、いろいろなサプリメントや化粧品がブームになりましたが、活性酸素は100%悪いもの、というわけではありません。

活性酸素は、体内に入り込んだ細菌を殺すという良い面があります。
しかし、タバコや飲酒、過度な運動、また悪い組み合わせの食事時などに異常発生し、体を酸化させるという悪い面があります。

動物性たんぱく質と炭水化物を一緒に食べたときや、食前ではなく、デザートとして果物を食べた時などは、体内の食べ物の残骸からガスが発生し、それと同時に、活性酸素も大量発生しています。

タバコの煙や、大量のアルコール摂取の時もそうです。これも老化の原因、太る原因となります。キレイな酸素を体内に取り込んだり、余分な二酸化炭素を体外に出したり、老廃物を除去することや栄養素が体内に吸収されることも邪魔してしまうのです。

せっかく、食べたものが栄養素として取り込まれない上に、消化も排泄もされないので、老廃物が溜って、贅肉になり、そして「太る」という現象がおこります。

これらは細胞が酸化していくことでもあります。メタボや糖尿病、仕事の集中力への影響も出てくるので詳しく見ていきましょう。

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