寒波で落ち込む、米国の自動車販売

在庫膨らみ、大幅な値引き合戦に

2月12日、米国の記録的な寒波の影響で、米自動車業界ではメーカーやディーラーの大幅な値引き合戦が進んでいる。写真はコロラド州で6日撮影(2014年 ロイター/Rick Wilking)

[デトロイト 12日 ロイター] -米国の記録的な寒波の影響が米自動車業界に出ている。悪天候によりショールームを訪れる顧客が減り、各社の自動車販売は落ち込み、在庫は膨らんでいる。その結果、メーカーやディーラーの大幅な値引き合戦が進んでいる。

ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターは、ピックアップトラックを中心に値引きキャンペーンを展開。

GMは、2月17日のプレジデンツデーのセールを28日まで予定しており、2014年「シボレー・シルバラード」で最大7092ドル、2014年「GMCシエラ」で最大7588ドルのインセンティブ(販売奨励金)を提供している。

トヨタ自動車<7203.T>とホンダ<7267.T>は、中型のファミリーセダン中心に値引きを行っている。

ホンダは2014年「アコード」の低価格リースや低金利の自動車ローンを提供。ニューオリンズのある販売店では12日、2014年「アコードEX─L」セダンが希望小売価格2万9060ドルから3091ドル値引きされ販売されていた。

調査会社オートデータによると、ホンダの「アコード」の1月販売は前年比14%減少し、在庫期間は12月末時点の71日から114日に伸びた。RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ジョセフ・スパック氏によると、ホンダはインセンティブを前年比300%増やしている。

RBCによると、トヨタのカムリの1月の販売は前年比27%減少し、在庫期間も伸びた。その結果インセンティブは前年比38%増加した。

アナリストの多くは、こうした各社の大幅値下げは販売の落ち込みに対応した一時的なものとみている。ただ、業界コンサルタント会社ALGのバイスプレジデント、エリック・ライマン氏は「これが今後、激しい市場のシェア争奪戦に発展する危険がある」と指摘する。

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