冬の頻尿の落とし穴 あなたの尿の色は大丈夫?

頻尿も侮れない!

 「ちょっと体調が悪くて……」「なんか最近体が……」こんな悩みを抱えているビジネスマン は多いはずだ。だが忙しい企業戦士のみなさんのこと、気軽に休暇を取得して病院で一日じっくり検査、というわけにはいかないだろう。たいてい、「寝れば治る」でほっておいてしまう人が多い。
だが、ちょっと待ってほしい、その病気になる直前の”病気もどき”こそ体のSOS信号なのだ。この連載では看過することのできない”病気もどき”について医療ジャーナリストの安達純子氏が解説する。

1日8回以上

寒いとトイレが近くなりやすい。気温が低いと汗をかく機会が減り、発汗に伴う水分蒸発が極端に減少することで、尿量が夏場よりも増えてトイレに行きたいと感じやすくなる。一方、大事な会議や商談の前などに、「ちょっと失礼」とW.C.へ駆け込む人も。「さっきも行かなかった?」なんて同僚に言われても、行っておかないと気が済まない人はいるだろう。そんな頻尿は健康体でも起こりえる。では、病気による頻尿とはどういうものか。

日本泌尿器科学会認定専門医の「やじま泌尿器科クリニック」(神奈川県相模原市)の矢島通孝院長が説明する。

「1日8回以上の排尿がある場合に、頻尿と診断されます。気温が下がって尿量が増える、あるいは、大事な出来事の前のメンタルにかかわるケースなど、さまざまな原因が頻尿にはあります。中でも、我慢できないほどの尿意切迫感を伴う『過活動膀胱』は、病気のひとつ。比較的若い方にも起こります」

過活動膀胱は、本人の意志に反して勝手に膀胱が収縮してしまう病気。排尿を我慢したくても、膀胱が意志に従わないためトイレに駆け込む事態に。たとえば、テレビドラマを見ていてラスト5分の大事なシーンで、我慢のできない尿意に見舞われる。電車やバスの数時間の異動でも、停車場まで我慢できずに備え付けのトイレへ。「もう少し我慢したら?」と他人に言われても、抑えきれない尿意切迫感が伴うのが特徴だ。

「過活動膀胱には、神経性の病気がかかわることもありますが、多くは原因不明です。ご本人はツライ症状を抱えながらも、それが病気であることに気づいていない人も少なくない。過活動膀胱の症状は、医療機関の治療薬で改善可能です。別の病気も潜むことがあるだけに、過活動膀胱の症状が続くようならば、早めに医療機関を受診することをお勧めします」(矢島院長)。

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