日本がトランプ大統領の「攻撃」をかわす方法 トランプ訪日後の日米通商協議を予想する

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さてここからは競馬ファン御用達のコーナーだ。

春のG1シリーズも最終局面を迎えている。例年通り「NHK参る」と「ヴィクトリア魔居る」に翻弄され、「オークス」ではクロノジェネシスから買った馬券がわずかに届かず、「ダービー」ではダノンキングリーの単勝をガッツリ買っていたのにロジャーバローズに逃げ切られ、筆者のハートと財布は激しく傷ついている。せめて今週末の安田記念(2日、東京11R、芝1600m)を当てて、次への希望をつなげたいところである。

安田記念の軸馬はダノンプレミアムから

今週の焦点は現役最強馬と目されるアーモンドアイだ。昨年は牝馬3冠を制し、ジャパンカップを制し、年度代表馬に輝いた。今年はドバイターフで海外遠征をモノにした。目下7連勝中で、府中のコースでは3戦3勝である。

しかしこれだけ波乱が続いた後では、素直に強さを信じるよりも逆らってみたくなる。例年、荒れやすいレースであるし、過去に牝馬はあまり勝っていない。海外遠征帰りの疲労もあるとみて、むしろ今回は府中コースとの相性がいいダノンプレミアムから。

リピーターが多いという過去の傾向から行くと、モズアスコットとアエロリットも要注意。あとはフィアーノロマーノの調子がよさそうだ。ちょっと無謀に思えるかもしれないが、今週末は少しリスクを取って一獲千金を目指したい気分なのである。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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