もしも老子に出会ったら 山田史生著

もしも老子に出会ったら 山田史生著

「これが道だと思うような道はほんとうの道ではない」。これは中国の古典『老子』の出だしの現代語訳だ。中国思想の研究者の著者は若いころ「それが言葉だとはわかるが、頭の中を素通りしていく」と難解さに困惑したが、数えで50歳になり「わからないが面白い」と思うようになった。

少女が学校の帰り道に、なぜか原っぱで寝ていた老子と出会う。そこで家庭崩壊、貧困、争い、欲望などの現代の問題について語り合い、老子が「言うであろう」言葉で紹介する。数々の味わい深い言葉が、「足るを知るほうが楽だったりする」「あえて無限小の力でやり続ける」「意志の弱さをつらぬく強い意志をもつ」など、著者の流儀で読まれてよみがえる。

光文社新書 798円

・Amazonで見る
・楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
コールセンターの流転<br>採用難、地方撤退、AIで消滅?

沖縄で不人気職種1位はコールセンター業務。離職率が高い。センターの最大集積地は沖縄から、北海道へ。次をうかがうのが福岡。採用難の解消へAI活用が進む現状をリポート。