インド女子は、ネット販売に夢中。 日本で伸び悩む、あの分野が大人気!

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ポイントよりもディスカウントを好む

ところで、よく僕もネットで買い物をするが、うれしいのがポイント。

「お買い物ポイントとかは、あるの?」と聞くと、

「何それ?」という反応だった。

現在のインドでは、ネットポイントははやっていないそうだ。

ポイントを貯めて「いつか味わえるお得」に魅力を感じないのが理由。

時間をかけて数百ポイント貯まったところで、なんの意味があるの?

というのが、一部のインド人の考え方にあるようだ。

逆に大事なのは、ディスカウントだ。

その場でいくらディスカウント表示されているかのほうが

見た目にもインパクトが大きいという。

 

ちなみに、海外から日本人の変わった点でよく紹介されるのが、

数円でも安い野菜を買うために、少し遠くのスーパーへ行くという行為。

ときどき僕も、少しでも安いものを求めて行ってしまう。

この行動を繰り返せば、いつかハワイ旅行に行けるだけの……ムフフ的な。

チリも積もれば山となる、みたいなことわざに基づく行動かもしれない。

海外、特に、ここインドでは、コツコツ積み重ねることより、

見た目重視でインパクトがあるほうが、中身に関係なく人を動かす

チカラがあるようだ。

大ざっぱとも言えるが、この国にしばらくいれば理解できる感覚だ。

 

インド女子的に、ネットで買うものは服が主流で、飲食物は買わない。

「日本だと水とか持って帰るの重いし、ネットで買う人も多いよ」

と言うと、インドの家庭ではペットボトルの水は、ほぼ買わないという。

タップウォーター(水道水)か、スーパーなどに行くとある

蒸留水のマシーンから空きペットボトルに水を汲むそうだ。

「20ルピーでミネラルウォーター買うなら、私はペプシ買うわ」だそうだ。

うーん……そっか。インパクトのある回答。ありがとうございましたぁ!

これムンバイ女子に限らず、デリー女子も同じような話をしてました。

僕はアラビア海を眺め、とりあえず、お腹周りのサイズを計った。

……あれ?! ヤバいぞ、これ!

目の前に広がるのはアラビア海
三浦 北斗 コピーライター CMプランナー

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みうら ほくと / Hokuto Miura

1982年、愛知生まれ、福岡育ち。2006年、慶応義塾大学SFCを卒業後、電通に入社。広告制作をはじめ、バンダイ就活応援ソングなど作詞作曲も多数手がける。海外の現地クライアントの広告制作も経験する、新世代の若きクリエーター。ニューヨークフェスティバル、読売広告大賞グランプリ、TCC新人賞など、受賞多数。

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