毒と薬のひみつ 齋藤勝裕著

毒と薬のひみつ 齋藤勝裕著

薬は時として毒になる。たとえば副作用もなく安全な睡眠薬として世に出たサリドマイドには、初期の妊婦が服用すると催奇形性があり日本でも多くの被害者を出したことは周知のとおりだ。しかし今またサリドマイドはすぐれた抗がん剤、ハンセン病治療薬として注目されている。

名古屋工業大学教授の著者は「薬は常に毒になる機会をうかがっており、毒は薬として名誉挽回の機会を待ち望んで」いるという。毒と薬は分子構造としてはまったく同じもの、つまり使い方ひとつ。薬だからといって安心せず、また毒だからとこわがりすぎず上手に付き合うために必要な知識を、歴史上の逸話などを交えてわかりやすく教えてくれる。

サイエンス・アイ新書  999円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
原発事業で存続危機<br>東芝「解体」が始まった

原発事業の損失額は7125億円に達し、2016年末時点で債務超過に。名門・東芝は混乱の極みにある。損失がここまで膨らんだ原因に迫る。さらに、まだ残っている4つのリスクも指摘。