日本にノーベル賞が来る理由 伊東乾著

拡大
縮小
日本にノーベル賞が来る理由 伊東乾著

昨年4人の日本人が受賞したノーベル賞に関心が高まる中で、「なぜ来たのか」を過去の例にも触れながら解説した。著者は作曲家、指揮者でありながら、東大准教授を務める理系研究者だ。

日本人はノーベル賞に卓越した業績が必要と「勘違い」しているが、実際には欧州の科学界の価値観が反映し、流行にも左右される。またアメリカ以外で、自国で教育を受けた科学者が受賞を続ける日本は例外的で、「世界で誇っていい」と強調する。

日本人の受賞理由を調べると「非欧米」「平和国家」という2点の期待が背景にあるという。これらの強みを活かし「共に生きる未来」を科学で世界に提案することが日本の国家戦略になると訴える。

朝日新書 735円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT