発売1カ月前から調理法を特訓、ロッテリアがこだわる国産ポテト


 ロッテリアの「産直まるごとポテト」が売れている。2008年11月末に関東52店で発売したところ、店舗売上高に占めるポテトの割合は15%から22%にまで上昇。単品での割合も8%と、ハンバーガーの新商品の平均5%を上回った。

開発に着手したのは08年春。07年末に発売した「絶品チーズバーガー」が売上高の2割まで成長したことを受け、次に注目したのが採算性の高いポテトだった。開発メンバーはジャガイモには約60もの種類があり、旬が異なることを知る。そこで季節ごとに最適な品種を仕入れることを決定。いちばんおいしいといわれる皮と実の間の味を生かすため、皮付き丸ごとという独特の形状にもこだわった。

今回は発売1カ月前から、各店での調理特訓を開始。ジャガイモは北海道から生のまま各店舗に運ばれ、“企業秘密”の調理を加える。その後、10等分に切り分け、注文ごとに3分間かけて揚げる。今までの冷凍ポテトなら揚げて塩を振るだけだが、まるごとポテトは8工程かける。特に整った形に仕上げるのが難しく、切断機も自社で開発。「とことん商品にこだわり、勝負どころではひと手間かける」と湯浅智之執行役員は語る。

まるごとポテトは09年3月に527店全店へ拡大する予定。絶品チーズバーガーに続き、「こだわり」がヒット商品へとつながるか。

(山本亜由子 =週刊東洋経済)

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