日経平均、終値で1万5500円回復

FOMC後の株高を期待?309円の大幅上昇に

12月18日、東京株式市場で日経平均は大幅続伸。前日比で300円を超える上昇となり、終値では12月11日以来1週間ぶりに節目の1万5500円を回復した。東京証券取引所で6月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 18日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は大幅続伸。前日比で300円を超える上昇となり、終値では12月11日以来1週間ぶりに節目の1万5500円を回復した。

朝方は米国株安、円高を嫌気した売りが先行したものの、為替が円安方向に振れると先物主導でプラス圏に浮上。その後も断続的な先物買いが続き、裁定取引を通じて指数を押し上げた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前に米量的緩和の縮小開始に対する警戒感がくすぶるなか、「FOMC後の株高を先取りした動き」(国内投信)との見方が強まり、日本株は終日堅調に推移した。証券優遇税制の廃止に伴う個人投資家の換金売りは一巡しつつあり、売り圧力が弱まっていることも上値の軽さにつながったという。明日午後に安倍首相が経済成長戦略に関する講演を行うとの憶測を手掛かりに、一部の海外短期筋が株買い/円売りを仕掛けたとの見方もあった。

一方、デリバティブ市場ではコール買いが強まったという。権利行使価格1万6000円のコール1月限の出来高は前日比で3倍超に膨らんだ。「FOMCに警戒感はあるが、ヘッジファンドのポジション調整売りが一巡し、コール買いなどアップサイドをヘッジする動きが広がった」(外資系証券)という。もっとも、日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は上昇一巡後に下げに転じており、「単純に上方向を向いているだけではない」(同)とみられている。

東証業種別株価指数では水産・農林を除く32業種が上昇。ホンダ<7267.T>、三菱地所<8802.T>、コマツ<6301.T>、三井住友<8316.T>などコア銘柄が高い。先物との裁定取引により、ファーストリテ<9983.T>、ファナック<6954.T>、ソフトバンク<9984.T>など値がさ株も買われた。公的資金返済を発表した北洋銀行<8524.T>や期末配当を増額したアサツーDK<9747.T>も高い。

半面、リコー<7752.T>や中外製薬<4519.T>などが売られた。

東証1部騰落数は、値上がり1148銘柄に対し、値下がりが469銘柄、変わらずが155銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15587.80 +309.17

寄り付き    15273.24

安値/高値   15268.18─15588.42

TOPIX<.TOPX>

終値       1250.49 +18.18

寄り付き     1230.19

安値/高値    1230.19─1250.49

東証出来高(万株) 252873

東証売買代金(億円) 24275.54

(杉山容俊)

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