FOMCで予想される「3つのシナリオ」

日本時間の19日午前4時前後に公表

12月17日、FOMCで想定される結果とそれに対する市場の反応のシナリオをまとめた。写真はバーナンキFRB議長。9月撮影(2013年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 17日 ロイター] -米連邦公開市場委員会(FOMC)で想定される結果とそれに対する市場の反応のシナリオは以下のとおり。連邦準備理事会(FRB)は声明を、米東部時間の18日午後2時(日本時間19日午前4時)ごろに公表する。

UBSウェルス・マネジメント(ニューヨーク)の新興国担当投資責任者は、「緩和縮小となれば、ブラジル、インド、インドネシア、南アフリカ、トルコなどがやや売り込まれると予想している。メキシコ、韓国、ポーランドなどは国内債券市場を通じてエクスポージャーがあるが、資本逃避で通貨が一時的に弱含むだろう」と述べた。

シナリオ1=量的緩和の縮小

◎債券市場=縮小規模により利回り上昇。

100億ドル程度かそれ以下なら、現在2.84%の10年債利回りは3%に、3.87%の30年債は4%に向け上昇する見込み。

200億―300億ドルなら、想定より早期に金利が上昇する懸念から3・5年債が売り込まれる可能性がある。

◎株式市場=発表直後は売りで反応するが、資金引き揚げには至らず押し目買いの好機となる可能性がある。

リバティビュー・キャピタル・マネジメントのリック・メックラー社長は、市場がどの程度織り込んでいたかにもよるが、「発表直後は大幅に下げるが、その後戻し終値は1%以上の下落とはならないだろう」と述べた。

シナリオ2=緩和縮小には至らないが声明文言を変更、2014年の早い時期に緩和縮小に着手する方針示す

◎債券市場=段階的な緩和縮小との見方を裏付けることから、短期物主導で利回りは小幅低下。

◎株式市場=緩和縮小が近いとの思惑から、緩和縮小の場合と似た反応となり、短期間売り込まれる。

スタイファル・ニコラウスのポートフォリオマネジャー、チャド・モーガンランダー氏は、市場はこれまで流動性であふれていたと指摘。「資産買い入れの縮小は市場の勢いを多少弱めるが、予期されていたことだ」と述べた。

市場の焦点は経済指標に向かい、2014年の経済は堅調さを増すとの見通しを確認していくことになる。

シナリオ3=緩和縮小せず、文言も実質的に変更なし

◎債券市場=利回りは急低下するが、その後急速に戻す展開に。緩和縮小と利上げ時期をめぐる憶測が続くため。

◎株式市場=9月の見送り時は株価を押し上げた。3月に緩和縮小開始との市場予想がでているものの、今回は9月とは違う。

JPモルガン・ファンドのストラテジスト、ガルシア・アマヤ氏は「景気が堅調がどうかFRBが確信をもてないなか、長期間上昇することはない」と述べた。

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