どうなる日韓関係?韓国・元大物議員を直撃

グローバルエリート、ノルマンディー上陸に成功

 グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれてい る。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを 縦横無尽につづる。
冷え込む日韓関係。両国の関係が改善する日は来るのか(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

ボンジュール! さて皆さん、私はたまたまフランスはノルマンディー地方に、韓国の元大物国会議員で名前を出すとメディアで大騒ぎになってしまう方と一緒に旅行に来ているわけだが、先ほどオイスター(ノルマンディー地方はおいしいカキで有名)をごちそうになりながら、いろいろ政権の内部情報をお伺いしたので、韓国の特殊諜報機関に目をつけられない範囲で、インタビューの抜粋を皆様にご紹介したい。

ちなみにこの大物議員は野党側で政権に批判的な方なので、その旨、ご了承いただいたうえで読み進めていただければ幸いだ。また私は別にこの元議員の方と意見を同じくしているわけではないので、韓国大使館の方がこれをお読みでも、私をパルガンセッキ(国内で親北勢力を揶揄して使う悪い言葉)などと思って警戒なさらないようお願い申し上げる。

グローバルエリートが日本を不在の間に何かと揺れている日韓関係だが、韓国の大物議員は何を思っているのか、その内実に切り込んでみよう。それではどうぞ!

ムーギー:こんにちは。今日はインタビューに応じてくださり、ありがとうございます。

元韓国国会議員:いやいや、どういたしまして。

ムーギー:まず朴大統領の政権に関してですが、5年間で最もやりたいことは何なのでしょう。

元議員:お父さんである朴大統領の名誉回復が最優先に思える。あとは創造経済と銘打ってクリエーティブな経済をつくっていくと言っているが、中身が不明だ。

自由貿易推進の功労者は李大統領ではなく盧武鉉大統領

ムーギー:なるほど。先生は盧武鉉大統領と前の李明博大統領だと、どちらの大統領を支持してらっしゃいますか。

元議員:盧武鉉大統領のほうがいいことをした。確かに夫人の金銭疑惑で問題もあったが、本人が悪かったわけではないのに、李明博前大統領が追い詰めて結果的に自殺という事態を招いた。

しかし、間接的には盧武鉉大統領自身のせいで自殺した、という人も中にはいるので、なんとも言えないのだが。

ムーギー:李明博大統領は国内で非常に不人気でしたが、海外投資家の目から見ると、FTAを推進し韓国経済のさらなる発展に大きく寄与したと評価する声もあります。

元議員:FTAを推進したのは、盧武鉉大統領だ。その締結のタイミングのときに李政権だっただけで、偉かったのは盧武鉉大統領だ。ただ、周囲を説得して締結にこぎ着けたのは、李明博大統領の功績でもあるが……。

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