落語家はなぜ噺を忘れないのか 柳家花緑著

落語家はなぜ噺を忘れないのか 柳家花緑著

伝承芸で台本のない古典落語を噺家はいかに覚え、自分のものにするのか。戦後最年少で真打に昇進した人気落語家が語る噺家の“手の内”。

著者は師匠の噺を一言一句違えずにノートに書き起こし暗記していくタイプだが、兄弟子の立川談春は一度聞いただけで覚えてしまう天才肌とか。しかし誰しもそのネタを自分の芸にするため試行錯誤しながら創意工夫を重ねている。その時間とそこに込められた情報が噺をただの台詞としてではなく、ひとつの短い芝居のように立体的なものとして落語家の頭に刻んでいくのだという。

祖父である人間国宝五代目柳家小さんをはじめ名人たちの教えが、個性豊かなエピソードも交えて綴られている。

角川SSC新書 840円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
50歳から考える<br>定年後の仕事選び

健康なら80歳まで働ける時代。60歳の定年からでも20年、50代で転身したら30年近くある。発想を変えれば、あなたの人生は変わる。生涯現役で働きたい人に役立つ情報が満載。