ガリバー、中古車“巨人”の大勝負

卸専業から小売り、海外へ

季節外れの暑さに見舞われた10月中旬の週末。埼玉県の新大宮バイパス沿いにある自動車販売店は家族連れでにぎわっていた。

店内にはトヨタ自動車の人気ハイブリッド車「プリウス」やホンダの軽自動車「N BOX」、BMWやメルセデス・ベンツといった独高級車がズラリと並んでいる。

「まるで車のテーマパークのようですね──」。初めて来たという30代の主婦は、笑顔でこう語る。

この店の名前は「WOW!TOWN(ワオタウン)」。販売しているのは程度の高い中古車だ。店内にはカフェスペースやキッズルームを完備。来店者にはアイパッドが手渡され、展示されている車の情報を見ながら車選びができる。

昨年12月にオープンしたこの店、実は中古車買い取り最大手、ガリバーインターナショナルが運営する新形態の中古車小売店なのだ。

これまでのガリバーといえば、黄色い看板に緑色の社名ロゴをあしらった、車の「買い取り屋」というのが定番だった。そんなガリバーが2012年から中古車小売りの新業態を相次いで打ち出している。

今年2月にはフェラーリやポルシェなど高級輸入車を専門に販売する「リベラーラ」という新ブランド1号店を東京・東麻布に出店。14年1月には軽自動車を専門に扱う店を岩手県盛岡市にオープンする。

次ページ卸売り依存の限界 好採算の小売り強化
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
深圳発 中国メイカー革命<br>君は沸騰都市を見たか?

アジアのシリコンバレー、中国・深圳。スマホの世界大手ファーウェイ、ドローンの最大手DJIが本社を構える。起業家の野心が沸騰する街から始まった製造業革命の実像に迫る。