嘘だらけで真実のない現代社会に延髄切り  アントニオ猪木議員を直撃インタビュー(4)

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ムーギー:衆参で任期の時間軸が違うから、それなりにできることが違うのだと。

猪木:そうです。もともとは貴族院から始まって、チェック機能を果たしていたんですね。

ムーギー:ただ、結局はチェック機能を働かせることができない。

猪木:やっぱり志してない人が政治家になっていることもあるじゃないですか。

ムーギー:単に呼ばれただけでふらふら政治家になっちゃった。

猪木:そうそう。志も何もない、ただ人気取りの票に集まったこの何年間の選挙だった。だからそこのところも含めてね。

ムーギー:猪木さんは参議院をどう変えたいと思ってらっしゃるんですか。

猪木:衆議院のコピーではなくて、それぞれがもっと外交を含めて自由に動いたほうがいい。参議院議員は時間があるからこそ、外交もできるわけですよ。だから長期的に自分が得意な分野で特化して、貢献できるところに、実質的に動けるような議員を増やすべきです。

ムーギー:わかりました。猪木さん、本日は本当にありがとうございました。

猪木:ありがとうございます。

ムーギー:最後に……、一応、お決まりのあれのほうもいただいて(一同笑)。

(司会・構成:佐々木紀彦、撮影:今井康一)

ムーギー・キム 『最強の働き方』『一流の育て方』著者

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Moogwi Kim

慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、大手コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当した後、香港に移住してプライベート・エクイティ・ファンドへの投資業務に転身。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(母親であるミセス・パンプキンとの共著)など。『最強の働き方』の感想は著者公式サイトまで。

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