「オデッセイ」の車高が14センチ上がったワケ "らしさ"を捨てた、ミニバンブームの火付け役

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オデッセイの内装

ミニバン市場のど真ん中で勝負をかけるオデッセイ。日本事業を統括する峯川尚・専務は「新型オデッセイは、上級ミニバンの新しいスタンダードになる」と力を込める。

事前受注は約4500台とまずまずの水準で、ホンダのミニバンユーザーの顧客の乗り換えが中心とのことだ。グレード別では、装備が充実したアブソルートの7人乗りが9割を占めるという。

今回のラインナップでは排気量2.4リットルのガソリンエンジンのみで、ハイブリッドシステムの搭載車は検討中。「オデッセイクラスのミニバンの価格は、250万円~350万円が中核価格帯。ハイブリッドとなると400万円を超えてしまう。この価格でもニーズがあるのか、需要動向を見て判断していきたい」(峯川専務)。

古代ギリシャの長編叙事詩「オデュッセイア」に名をとったオデッセイ。その名のとおり長く続く名車となるためにも、5代目での復活に期待がかかる。

(撮影:今井康一)

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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