日経平均反落、174円安に

市場予想を下回る決算でセンチメント悪化

10月31日、東京株式市場で日経平均は反落し、終値で1万4500円の節目を下回った。写真は11日、都内で撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 31日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落し、終値で1万4500円の節目を下回った。前日の米国株安に加え、為替市場で円安一服感が広がり朝方から売りが優勢となった。

日銀による追加緩和への期待などから一時プラスに浮上する場面もあったが、9月中間期決算発表の集中日で様子見気分の強い中、日本郵船<9101.T>、ダイハツ<7262.T>などの市場予想を下回る決算で投資家のセンチメントが悪化。大引けにかけては先物にまとまった売りが断続的に出て下げ幅が拡大した。

米連邦準備理事会(FRB)は緩和規模維持を決定したが、FOMC声明の内容について、予想よりもハト派的な見方が後退したとの見方から前日の米国株が反落。東京市場も朝方から安く始まった。前日に日経平均が心理的節目の1万4500円を回復したことで、目先的な達成感から利益確定売りが出たとの声も聞かれた。

日銀金融政策決定会合の結果発表が後場寄り後も発表されず、追加緩和策への期待もあったが、午後1時過ぎに現状維持の決定が発表されると下げ幅が拡大。期待された月末のドレッシング買いも入らず、逆に先物主導で引けにかけて下げ幅が拡大した。市場では「売買高が膨らまないと利益確定売りをこなせない。ただ日経平均については1万4000円台前半まで下げるとチャート上の節目や値ごろ感などの買いが入りやすい」(野村証券エクイティ・マーケット・ストラテジストの山内正一郎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、日本郵船<9101.T>が後場売られた。前引け後に発表した2014年3月期営業利益予想の下方修正を嫌気した。今後の収益環境への懸念が強まり、海運大手はそろって下落した。半面、パナソニック<6752.T>は続伸し、年初来高値を更新した。30日に米テスラモーターズに対する電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の供給量を拡大すると発表し材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり508銘柄に対し、値下がりが1143銘柄、変わらずが104銘柄だった。

(河口浩一)

日経平均<.N225>

終値      14327.94 -174.41

寄り付き    14474.01

安値/高値   14324.17─14516.08(訂正)

TOPIX<.TOPX>

終値       1194.26 -10.24

寄り付き     1204.65

安値/高値    1193.92─1207.49

東証出来高(万株) 281589

東証売買代金(億円) 20384.73

*日経平均の高値を訂正します。

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