1日30分、中学英語からやり直そう 【最終回】こうすれば上達する、Skypeレッスン

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小

さて、英会話の下地づくりに適したカラン・メソッドは、初心者から中級レベルの学習者に最も適している。私たちの実証実験に参加した大学生や、一般のカラン・メソッド受講者に対して行ったインタビューから、効果の一端と学習のヒントを紹介してみよう(以下の初心者レベル、中級レベルの該当例は、便宜上の大雑把なプロフィールであり、厳密な指標ではない)。

初心者レベルの人が効果を上げるには

・英語はまったく聞けない、話せない

・学校で習った以外、英語とはずっと無縁

・相手がゆっくり話してくれて、助け舟があれば少し話せる

○カラン・メソッドの効果

カランの初めてのレッスンは、文字通り緊張の連続。次々と飛んでくる英語の質問にあおられて、手にも額にもあぶら汗。ひとことも自力で答えられないかもしれない。

促されるまま講師の言葉をなぞって発話するだけで精一杯、茫然自失のなかであっけなくレッスンが終わってしまうだろう。英語を話すことが恥ずかしい、間違ってはいけないなどと思うゆとりさえない。

だが続けているうちに、早い人なら数回のレッスンで速度のある英語に耳が馴れ、聞き取れる単語が増えてくる。外国人、あるいは英語のやり取りをすることに対して、恐怖を感じたり、狼狽したり、身構えたりすることが減り、英語を口にすることが楽しくなる。

レッスンで学習した内容は必ず復習をする。センテンスが頭に入ったら、自分で単語を入れ替える練習をしよう。必ず声に出して練習すること。センテンスと単語が、どちらも「話す英語」として定着し、早い段階で短いやり取りができるようになる人も多い。

次ページ中級者の学習のヒント
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT