ホンダが今期予想を再減額、中期販売目標も「このままの状況続くと厳しい」

ホンダが今期予想を再減額、中期販売目標も「このままの状況続くと厳しい」

ホンダは28日に2008年4~9月期中間決算を発表、合わせて今09年3月期業績予想を減額した。08年4~6月期発表時に続いての再減額となる。減額後の売り上げ高は従来計画比5300億円減の11兆6000億円(前08年3月期比3.4%減)、営業利益は同800億円減の5500億円(同42.3%減)となる。

減額の原因は為替インパクトが大きいものの、4輪車販売計画を401.5万台と期初の414万台予想から大きく下げたこと、原料価格の高騰、中古車リース残価評価損やクレジットロスといった販管費の増加も影響している。

都内で会見した近藤広一副社長は主力の北米市場について「われわれの見込みより相当悪くなっている。10月もだいたい(前年比)2割強悪い。来期(の全需)? 正直言って読み切れない。今期はおそらく1360万~1370万台で落ち着くだろうが、来期は今期並みぐらいでいったらいいかなあと思う」とコメント。さらに『2010年時点で四輪車世界販売台数450万台以上』の目標について触れ、「このうち北米(カナダ含む)が200万台というのが前提だったが、市場が激変している。今の時点で目標をおろしていないが、今のままの状況が続くと少し厳しいという印象は持っている」とした。また、2輪車の10年に1800万台以上という目標については「達成は可能だと考えている」としつつ、ブラジルやベトナム、インド等に不安要因があるとも指摘。「状況が見えてきた段階で少し見直しが必要かもしれない」と付け加えた。

減額した今期業績予想は現時点でのワーストシナリオであるものの、為替と新興国市場の動向は引き続き不安要因であるとも指摘。下期の為替前提は1ドル100円(通期103円、従来想定は101円)、1ユーロ135円(通期145円、同162円)。すでに、1ドル106円、1ユーロ152円で7~8割の予約はかけているが、「第4四半期(09年1~3月期)がそういうレベルで落ち着くのか読み切れていない」(同社)。

なお合併交渉が進んでいると言われるゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの案件についてはノーコメントとしつつも、仮に合併が実現した場合にはユーザー心理に加えサプライヤーへの影響が及ぶとし、「(後者は)われわれにも影響してくる。十分注意して見ている」とした


《東洋経済・最新業績予想》
 (百万円)    売 上  営業利益   経常利益  当期利益
◎本2008.03   12,002,834    953,109    895,841    600,039
◎本2009.03予  11,600,000    550,000    580,000    485,000
◎本2010.03予  12,000,000    610,000    620,000    518,000
◎中2008.09    5,694,086    370,198    384,557    302,927
◎中2009.09予   5,800,000    387,000    397,000    340,000
-----------------------------------------------------------
          1株益\    1株配\
◎本2008.03        330.5          86 
◎本2009.03予       267.3          88 
◎本2010.03予       285.5       88-92 
◎中2008.09        166.9          44 
◎中2009.09予       187.4       44-46 
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