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第2回
薄毛に悩んだら早めの対応が大切

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男性型脱毛症の大きな要因は男性ホルモン

北里大学医学部皮膚科講師
医学博士
齊藤典充

男性型脱毛症で成長期が短くなる大きな原因が男性ホルモンである。男性ホルモンは、一般に筋肉を発達させたり、ひげや胸毛などの体毛を濃くするなど、まさに“男性らしい体"を作るために欠かせない役割を果たす。その一方で、一部の髪の毛に対しては、成長を抑える働きをすることがあるという。

髪の毛は、「毛球」という根っ子の部分で作られる。毛球の一番下にある毛乳頭は、髪の毛を作り出す毛母細胞に様々なシグナルを送って毛の成長を制御している。ひげや胸毛では、男性ホルモンが毛乳頭にはたらきかけ、毛母細胞の増殖を促すシグナルを送り出す。ところが髪の毛では、毛乳頭の中に、男性ホルモンのはたらきかけを受けて、毛母細胞の増殖を抑えるシグナルを出してしまうものがある。

つまり、そのような性質の毛乳頭があると、髪の毛が徐々に薄くなってしまうというわけだ。

「人により毛乳頭の男性ホルモンへの反応のしやすさが違います。反応しやすい毛乳頭が多い人ほど薄くなりやすいのです。また、生えている場所によっても男性ホルモンへの反応のしやすさは異なります。男性型脱毛症で特徴的な薄毛パターンになるのは、額の生え際や頭頂部に男性ホルモンに反応しやすい毛乳頭が多いためです。さらに、こうしたタイプの毛乳頭を持つかどうかは遺伝が関係しているため、家族に男性型脱毛症の人がいると発症しやすいといえるでしょう」と齊藤医師。

もしも、下のチェック項目が多く当てはまる場合には、男性型脱毛症の可能性がある。齊藤医師は、「男性型脱毛症は徐々に進行します。ですから、枕に付いた抜け毛が気になる、部屋に落ちている髪の毛が増えた、洗髪時に流れる毛髪が多いなど、抜け毛が気になり出したら、なるべく早く育毛剤の使用や医療機関の受診といった対策を検討するのがいいでしょう」とアドバイスする。

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