ブリヂストンが最高益でも喜べない事情

低価格帯に強い韓国・中国メーカーが席巻

タイヤ世界トップのブリヂストンは、新興国市場を狙った低価格帯のタイヤを一層強化していく方針を明らかにした。

ブリヂストンは、上級ブランドとしての「ブリヂストン」、普及ブランドとしての「ファイアストン」を軸に展開。これまで価格勝負の低価格帯にはあまり踏み込んでこなかった。

ただ、新興国の自動車市場が急速に成長する中で、低価格帯のタイヤ需要がどんどん上昇。この分野に強い韓国・中国勢や新興国の現地メーカーに市場を奪われている。

高付加価値だけでは存在感が薄れる

西海和久代表取締役COOは「ブリヂストンやミシュランなど上位メーカーのシェアは落ち続けている。高付加価値路線を続ければ高い利益は確保できるかもしれないが、プレゼンスが落ちていってしまう。低価格帯でもしっかり売らないといけない」と危機感を示す。

実際、地域別売り上げ構成を見ると、米国44%、日本23%、欧州11%と日米欧で8割弱に達する。成長著しい新興国は2割ほどしかない。

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